女系天皇は有りえない

生物学的に女性は天皇にはなり得ない。

女性を天皇としてもそれはもはや天皇ではない。男性だからこそ天皇なのだ。男女平等などといっても男は女でないし女は男ではない。区別はある。本質的にはそれと同じである。一時的な女性天皇は許容しても父系で継ぐ必要がある。

男性の場合、性染色体のY遺伝子は父親から継いだものである。父親のYもまたその父親のYである。女性の場合、性染色体にはYが無く父母からそれぞれ受け継いだ2つのXの区別がつかないため上をたどることができない。

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(厳密には女性の場合、性染色体でも減数分裂時に組み替えが起こるので同じXはありません。Yは組み換えが起こらずそのまま引き継がれるところが重要)

長い歴史を経て血筋は父系でしか継げないことを経験的に理解しているのである。後に遺伝子が解明され科学的にも合理性が裏付けられた。

これは何も皇族に限ったことではない。家族が父の姓を名乗る慣習に従っていれば親族が会したとき養子を除いて同じ姓の男性はみんな同一のY遺伝子を継いでいることになり極めて明快で合理的な習慣と言える。

現代人の思考や常識で一見不合理に見える伝統、しきたりや習慣は長い歴史と経験によってその合理性・真理性を見出されたものであり浅い思考で見出せるものではない。時に科学より正確なことすらある。現代に於いても論理的に証明が困難なことは暫定的に習慣に頼ることはあたらずとも遠からずである。

浅はかな考えで破棄すると後で後悔することになる。しきたりや習慣は人類の至宝なのだ。しきたりを破壊すれば人類はもはやイナゴの大群と同じになってしまう。

もし男女平等を盾に女系天皇制を唱えるものが居ればそれは浅はかな思考のグローバリストか日本の破壊を目論むどこぞの国の手先であるから注意されたい。